› グラウンド・ワークスブログ › 地質を知る「ボーリング調査」

2017年06月15日

地質を知る「ボーリング調査」

地盤調査と地盤改良のプロ「グラウンド・ワークス」です。

土地の見えない、聞こえない声を聞く「地盤調査」には、様々な試験方法があります。
今回はそのうちの「ボーリング調査」についてご紹介します。

「ボーリング調査」は、建設工事のあらゆる分野に適用できるフレキシブルな試験方法で、油田や温泉を採掘するための調査にも利用されてきました。

また海洋研究開発機構地球深部探査センターの地球深部探査船「ちきゅう」も同じ原理で調査をしています。

1

「ボーリング調査」では、各種の原位置試験(現地で土の性質を直接調べること)と、サンプリング(調査の対象となる標本を一定の間隔で抜き出すこと)とを組み合わせることで、精度の高い地盤情報を把握できます。

この調査方法、半世紀以上変わらないです。

実際のボーリング試験では、一定の重さのおもりを、一定の高さから落下させて地盤に打撃を与え、地下のどこまで深くその打撃が伝わったかによって地盤の固さを調べます。

2

試験では、まず地面に小さな穴を開け、「ボーリングロッド」と呼ばれる棒の先端に土を採取するための器具をとりつけます。

3

そして、重さ63.5㎏のおもりを落として「ボーリングロッド」を叩き込み、深さ30㎝まで貫入するのに要した打撃回数を1メートルごとに記録します。
これをN値といい、世界共通なんです。

4

結果的に、打撃回数が多いほど固い地盤ということになります。

この調査によって、固い地層やその地層の厚さ、あるいは、どのくらい水分を含んでいるのか、どんな性質の土なのかがわかります。

そのため、ボーリング調査は地面の中の状態を知るのに最も有効かつ直接的な方法といってもいいでしょう。

ただし、穴の開け方によって結果に誤差が生じることがあるため、ボーリング技師の腕の良さが求められます。

「グラウンド・ワークス」では、高度な技術を備えたボーリング技師が調査を実施していますので、どうぞ安心してご用命ください。

また、地盤調査についてもっと詳しくお知りになりたい方は、いつでもお気軽にお問い合わせください。




Posted by 黒衣1号 at 11:00│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
地質を知る「ボーリング調査」
    コメント(0)