
2020年06月10日
杉材とセルロースファイバー断熱材の防蟻性能が証明されました!②
「安全・安心・快適・長持ち」をモットーに、皆様の住宅環境を支えるパートナー「グラウンド・ワークス」です。
前回に引き続き、「杉材とセルロースファイバー断熱材の防蟻性能が証明されました!」の後編として、セルロースファイバー断熱材の実験成果についてお話しします。
今回参考にさせていただいたのは、日経ホームビルダー6月号に掲載されていた4種類の断熱材(セルロースファイバー、グラスウール、発泡ウレタン、ポリスチレンフォーム)の防蟻性を比較実験したレポートです。

※「日経ホームビルダー6月号」より抜粋
実験内容)
シロアリは断熱材を食べるわけではありません。ターゲットは容器の下部に置かれた餌材のマツ材ですが、そこにたどり着くには途中の断熱材をせん孔しなくてはなりません。
柔らかい断熱材は、シロアリに容易にせん孔されます。
せん孔されるとマツ材に至る通り道ができ、そこから大量のシロアリが侵入します。
実験では、この過程を経て、「それぞれの断熱材がどれだけせん孔され、シロアリの侵入を許したか」を肉眼で観察します。

※「日経ホームビルダー6月号」より抜粋
4種類の断熱材の蟻害を調べた結果、せん孔の程度に大きな差が生じました。
まず、はっきりとせん孔の形跡が残ったのは、ポリエチレンフォームと発泡ウレタンでした。
シロアリはこれらの断熱材に容赦なく穴を開け、内部を通過しました。
それぞれの断熱材の側面には、多数の蟻道が形成されていました。
一方、グラスウールはセルロースと同様、シロアリがせん孔した痕跡はなく、試験体上部の紙ウェスに留まったままでした。
そして、衝撃的だったのが“セルロースファイバー”です。
試験を開始した数日後、試験体上部の紙ウェスで、大量のシロアリが死んでいました。
断熱材は貫通されることなく、蟻道すら形成されなかったのです。

※「日経ホームビルダー6月号」より抜粋
実験結果からの見解)
実験の結果、4種類の断熱材についてさまざまな見解を得られました。
まず、基礎断熱材として幅広く導入されている「ポリスチレンフォーム」は、シロアリが簡単にせん孔されるということが明らかになりました。実際の住宅現場でも、外断熱工法を中心に多数のシロアリ被害が生じています。
最近、床下断熱に「発泡ウレタンの吹き付け工法」が採用されるケースが増えていますが、発泡ウレタンも簡単にシロアリがせん孔するので、注意が必要です。
また、「グラスウール」がシロアリにせん孔されにくい理由は、材質がガラス繊維だからではないかと推察されます。

「セルロースファイバー」は新聞紙などの再生紙から製造された断熱材で、本来ならシロアリの大好物のはずです。
では、なぜ数日で死滅したのでしょうか?
実は、「セルロースファイバーにはホウ酸が含まれている」ため、シロアリが触れるだけでは変化はありませんが、食べると死滅してしまいます。
それが、今回の実験結果につながったのではないかと分析しています。

当社が取り扱っている「セルロースファイバー」にも、もちろんホウ酸が含まれています。
ホウ酸は哺乳動物には無害で、腎臓機能を持たない昆虫などには厳しく採用します。
目薬やワインにも入っている自然由来の成分なので、人体には安全です。
「セルロースファイバー」の防蟻性が、今回の実験でしっかりと証明され、今後はより自信をもって皆様におすすめすることができそうです。
詳しくは「日経ホームビルダー6月号」をご購入して、ご覧ください。
グラウンド・ワークス(株)(本社)
〒437-0064 袋井市川井873-4
TEL:0538-45-3313
https://www.ground-works.biz/
前回に引き続き、「杉材とセルロースファイバー断熱材の防蟻性能が証明されました!」の後編として、セルロースファイバー断熱材の実験成果についてお話しします。
今回参考にさせていただいたのは、日経ホームビルダー6月号に掲載されていた4種類の断熱材(セルロースファイバー、グラスウール、発泡ウレタン、ポリスチレンフォーム)の防蟻性を比較実験したレポートです。

※「日経ホームビルダー6月号」より抜粋
実験内容)
シロアリは断熱材を食べるわけではありません。ターゲットは容器の下部に置かれた餌材のマツ材ですが、そこにたどり着くには途中の断熱材をせん孔しなくてはなりません。
柔らかい断熱材は、シロアリに容易にせん孔されます。
せん孔されるとマツ材に至る通り道ができ、そこから大量のシロアリが侵入します。
実験では、この過程を経て、「それぞれの断熱材がどれだけせん孔され、シロアリの侵入を許したか」を肉眼で観察します。

※「日経ホームビルダー6月号」より抜粋
4種類の断熱材の蟻害を調べた結果、せん孔の程度に大きな差が生じました。
まず、はっきりとせん孔の形跡が残ったのは、ポリエチレンフォームと発泡ウレタンでした。
シロアリはこれらの断熱材に容赦なく穴を開け、内部を通過しました。
それぞれの断熱材の側面には、多数の蟻道が形成されていました。
一方、グラスウールはセルロースと同様、シロアリがせん孔した痕跡はなく、試験体上部の紙ウェスに留まったままでした。
そして、衝撃的だったのが“セルロースファイバー”です。
試験を開始した数日後、試験体上部の紙ウェスで、大量のシロアリが死んでいました。
断熱材は貫通されることなく、蟻道すら形成されなかったのです。

※「日経ホームビルダー6月号」より抜粋
実験結果からの見解)
実験の結果、4種類の断熱材についてさまざまな見解を得られました。
まず、基礎断熱材として幅広く導入されている「ポリスチレンフォーム」は、シロアリが簡単にせん孔されるということが明らかになりました。実際の住宅現場でも、外断熱工法を中心に多数のシロアリ被害が生じています。
最近、床下断熱に「発泡ウレタンの吹き付け工法」が採用されるケースが増えていますが、発泡ウレタンも簡単にシロアリがせん孔するので、注意が必要です。
また、「グラスウール」がシロアリにせん孔されにくい理由は、材質がガラス繊維だからではないかと推察されます。
「セルロースファイバー」は新聞紙などの再生紙から製造された断熱材で、本来ならシロアリの大好物のはずです。
では、なぜ数日で死滅したのでしょうか?
実は、「セルロースファイバーにはホウ酸が含まれている」ため、シロアリが触れるだけでは変化はありませんが、食べると死滅してしまいます。
それが、今回の実験結果につながったのではないかと分析しています。
当社が取り扱っている「セルロースファイバー」にも、もちろんホウ酸が含まれています。
ホウ酸は哺乳動物には無害で、腎臓機能を持たない昆虫などには厳しく採用します。
目薬やワインにも入っている自然由来の成分なので、人体には安全です。
「セルロースファイバー」の防蟻性が、今回の実験でしっかりと証明され、今後はより自信をもって皆様におすすめすることができそうです。
詳しくは「日経ホームビルダー6月号」をご購入して、ご覧ください。
グラウンド・ワークス(株)(本社)
〒437-0064 袋井市川井873-4
TEL:0538-45-3313
https://www.ground-works.biz/
Posted by 黒衣1号 at 11:17│Comments(0)