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2017年09月28日

人や地球にやさしい、よりよい家づくりのために。【ターニングポイント】

「安全・安心・快適・長持ち」をモットーに、皆さまの住宅環境を支えるパートナー「グラウンド・ワークス」です。

皆様のご愛顧のおかげをもちまして、当社は来月10月1日に設立10周年を迎えます。

前回に引き続き、第2回にあたる今回は、当社の「ターニングポイント」について代表取締役・山下英俊が語ります。

皆様、こんにちは。代表取締役社長の山下英俊です。

工務店サポート業を目指し創業した私は、ご家族の住まいと暮らしをしっかりと支える「縁の下の力持ち」としてのやりがいを感じながら、手始めに地盤改良や地盤調査の仕事に力を注ぎました。見えない地盤の仕事ですが徹底しお客様・工務店様への説明が評価され、沢山のお客様に支えられた結果、ありがたく創業から5年間、増収増益が続きました。

当時は、地盤改良を行う場合には地中の土とセメントを混ぜ合わせ固める工法が一般的でした。

当社の売り上げも9割はセメント改良であり、自信を持ってお客様に提供してまいりました。

しかし、当社では会社の売り上げの大半を占めるセメント系改良と決別することにしました。

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そのきっかけとなったのは、2011年3月11日に起きた『東日本大震災』です。

この地震では、津波などによる被害とともに液状化の問題が注目されました。

関東方面からのお客様のご依頼で地震によって傾いた住宅の修正提案を依頼され被災した現地に入りした時、私は唖然としました。

家は想像以上に傾き、液状化によって車は動かせず、人々が水や食料を取りに行くために長靴を履き、重たい荷物を運ぶ光景を目のあたりにしたのです。

あくまで地盤改良は地震対策でなく不同沈下対策として施工されるもの…。しかし多くのお客様は地震にも強くなると思っているし望んでいる。

未曽有の大災害…住宅地盤改良では敵わない津波や揺れによる倒壊。

ましてや地震の予報や予測は難しく天災であるから仕方ない。

何度も自分に言い聞かせましたが液状化だけは事前に調べる余地もあるし手法も確立されている。

また被害をゼロでなくとも低減軽減でくあり方も検証されている。

本当にいまのままの仕事の姿勢でいいのか?

「液状化は天災ではなく人災とも言えるのでは・・・」

と、私はその時とても胸が痛みました。

それ以降、一般的な地盤改良であるセメント系改良工法を捨て去り、採用し始めたのが「ハイスピード工法」です。

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この工法ではセメントを一切使わず、100%天然砕石を使って改良を行います。

地震時の液状化現象によって起こる噴砂噴射減少を排水効果によって低減し、液状化被害を低減軽減できる可能性のあるか数少ない工法の一つです。

さらに、セメント使用時に問題視されていた発がん性物質・六価クロムが一切出ない、解体時に産業廃棄物の処理費用も発生しない、地球環境に優しいといった様々なメリットがあります。


環境配慮型の「ハイスピード工法」を手がけ始めてから、

「ご家族がいつまでも安心して健康に暮らせる住まいを実現するのにはどうしたらいいか」

ということをいっそう突き詰めて考えるようになり、その実現のため創業時より構想していた見えない部分のプロフェッショナル集団になろうと「地盤・断熱・シロアリ」の事業を展開していったのです。

実際に被災地に訪れ倒壊した家屋の痛ましい姿を数多くみたなかの驚愕する事実!

結露によるカビだらけで機能を果たしてない断熱材、腐れ腐朽やシロアリの食害による強度を失った木材…。


いまこそ真の工務店サポートを始めるべきだと決意しました。

住宅が好きな自分、住宅を造る人が好きな自分。

そして何より一生に一度の大きな決断をしマイホームを建てるお客様を誇りに思い応援したくなる自分。

その全ての思いを込めて始める地盤のグラウンド・ワークスから
【住環境のグラウンド・ワークス】への転換を決意しました。

ビジネス的にも住宅着工件数が下降するであろう予測もあっての変化

『最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が残るのでもない。 唯一生き残るのは変化する者である。』

ダーウィンが 言ったか言わないかはさておきグラウンド・ワークス進化論であることは間違いないと思っていました。

といっても、やみくもに多種多様な商材を扱うのではなく、自分が家を建てるなら選ぶもの、そしてスタッフが自信を持って営業できるものに絞りこみました。

施工についての知識も身につけ、工事の内製化と同時に責任施工体制を築きあげていきました。

そして、無農薬なシロアリ駆除や木造建築と相性抜群のセルロースファイバーの断熱材なども扱うようになっていったのです。

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・・・・・この続きは、次回の第3回でお伝えします!

どうかお楽しみに。



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