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2017年11月13日

「気密測定」についてよく知ろう!

「安全・安心・快適・長持ち」をモットーに、皆さまの住宅環境を支えるパートナー「グラウンド・ワークス」です。

家の気密性のことを「C値」と言い、当社では、この数値がどれくらいかを確認するための「気密測定」を行っています。

「気密測定」というと難しく聞こえますが、簡単に言うと「隙間風チェック」のことを意味します。

気密性の高い家は「ビニールに囲まれて息苦しい住宅」なんていう話をされる住宅会社があるかもしれませんが、実際にはそんなことありません。
むしろ気密を高めることで初めて計画通りの換気が行われ、新鮮な空気が継続的に供給されるクリーンな生活環境が実現されるのです。

また、気密性が低いと、夏は蒸し暑く、冬は寒くて不快な家になります。

冬は暖房をつけても、暖かい空気が屋根から外に漏れてしまい、漏れた分だけ床下の冷たい空気が家に流れ込んでくるため、冷暖房の効率も悪い住宅ということになります。

気密性は、隙間相当面積(C値)という数値で表現します。

C値とは、家中の隙間を集めた隙間面積(cm2)を延べ床面積(㎡)で割ったもので、単位はcm2/㎡で表します。

C値の値が小さいほど隙間が少なく、気密性が高いことを示します。

C値の基準は地域によって異なり、北海道や東北では2.0以下、それ以外の地域では5.0以下となっています。

仮に延べ床面積が100㎡だとしてC値が2.0だと家全体で200cm/㎡の隙間があるということになります。(およそはがき1枚半)
「気密測定」についてよく知ろう!

できるだけこの隙間を小さくすることで快適な環境を手にすることができますので、できればC値1.0以下にしていきたいですね。

断熱性を上げるには、断熱材の厚みを厚くするか、断熱材の熱伝導率を下げることでたやすく実現できますが、気密性を上げるためには、必ず現場の職人の技術力と気密に対する理解、そして高い施工精度が必要となります。
「気密測定」についてよく知ろう!

そのため、高気密住宅を建てるには充分な施工時間が必要となるし、大工職人も高い技術を持っていなければなりません。

つまり、腕の良い職人が施工すると、気密性の高い家を造ることが出来ますが、腕の悪い職人が施工すると、どんなに高性能な建材でも施工精度が低いため気密性の低い家になります。

逆に言えば、家の隙間を測定する(気密測定を行う)ことで、その家の施工精度を確認することができるということになるということになります。

気密測定は家の隙間の容量がわかるだけでなく、大工職人の技術を示す数値。

家づくりの時には、住宅会社に気密測定をしてますか?気密はどれくらいを目指してますか?と聞いてみましょう!




Posted by 黒衣1号 at 17:59│Comments(0)
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